研磨と研ぎを始めるには

研磨と研ぎに関する初心者向けヒント

研磨と研ぎは、ほとんどのDIYプロジェクトで役に立つスキルです。バスルームのタイルを希望する形にするのか、春が来る前に剪定ばさみを研ぐのか、頭が飛び出ているネジを平らにするのかに関わらず、Dremelマルチツールと研磨・研ぎアクセサリーがあれば作業をこなせます。この基本的な初心者向けガイドでは、作業を始めるために知っておくべきことを紹介します。それぞれのヒントでは、適切なアクセサリーの選択や作業中の対象物の固定など重要なステップについて説明しています。それでは早速始めましょう。

18

研磨と研ぎの基本を把握します

Dremelの研磨・研ぎツールは、工具やタイル、パイプ、ガラスなどさまざまな物で使用できます。

研磨を行う場合は、凹凸のある部分や鋭利な縁をスムーズにして、なめらかな仕上げにすることをめざします。研ぎはまったく反対で、細い突端や鋭利な縁にすることが目標になります。Dremelの研磨・研ぎツールは、どちらの作業でも役に立ちます。切断後の金属のバリを取ったり、溶接した接続部をスムーズにしたり、植木ばさみを研いだりできます。これらのツールはガラスやセラミック、石、磁器でも使えます。

28

適切な研磨・研ぎアクセサリーを選びます

最適な結果を出すには、素材に適したアクセサリーを使う必要があります

適切な研磨または研ぎアクセサリーを選ぶと、作業を順調に始められます。ガラスや石、セラミック、磁器などの硬い非鉄素材には、Dremelのグリーンシリコンカーバイド砥石が適しています。耐久性が高く、陶器の不完全な釉薬を取り除いたり、ガラスに彫刻したりできます。

Dremelのオレンジ色の酸化アルミニウム砥石は、ドライバーを研いだり、金属の鋳物からバリを取ったり、ほぼどのような研磨ニーズにも対応できます。ステンレススチールを含むほとんどの素材で使用できます。

38

研磨と研ぎ作業を安全に行には

手袋、保護メガネ、防塵マスク、コンフォートガードアタッチメントを使用して保護してください

スチールや鋳鉄のような鉄素材を砥石に当てると、当然のことながら火花とほこりが散ります。幸運なことに、このような微粒子からは簡単に自分を守れます。保護メガネで目を覆い、手袋で手を保護し、防塵マスクで微粒子の吸収を防ぎましょう。多くのDremelツールキットには、火花やほこりが飛んでこないようにするためのコンフォートガードアタッチメントが含まれています。これがある場合は、安全対策として必ず取り付けてください。

48

回転速度を上げます

回転速度は15,000~30,000 RPMに設定します

取扱を容易にして、なめらかな表面にするために最も重要なのは回転速度です。研磨または研ぎツールを使用する際、Dremelツールの回転速度は15,000 RPM以上に設定してください。回転速度が低すぎると、アクセサリーがバタバタして対象物や素材が平らでなくなったり、へこんだりする可能性があります。そのため、Dremelの速度をテストするようお勧めします。砥石と研磨ポイントの速度は20,000 RPMまで上がり、30,000 RPMに達することもあります。各アクセサリーの説明書を確認し、安全限度内で作業するようにしてください。

58

ツールはゴルフグリップで握ります

研磨または研ぎの間にツールをしっかり握ると、安定性とコントロールを確保できます

研磨または研ぎ作業を行う際はコントロールが鍵になります。片手または両手でゴルフクラブを握るようにツールを握ると安定性とサポートを確保でき、研ぎツールを水平に維持して研磨アタッチメントをしっかり持てます。ゴルフをやったことがありませんか?ご心配なく。片手ゴルフグリップの場合は、Dremelマルチツールを利き手で握ります。親指がトップになるようにして、ツールのシャフトに向けます。両手グリップでは、利き手でない方の手で上述のようにツールを握ります。その後、利き手を重ねて、その親指が利き手でない方の親指に重なるようにします。両方の親指はシャフトの方に向けます。これがゴルフグリップです。

68

対象物またはツールのどちらかを固定します

研磨または研ぎ作業の間、安定性と安全性を確保するためにツールまたは対象物のどちらかを万力に固定します

研磨または研ぎを行う間、安全かつ正確に対象物で作業を行えるように以下のいずれかを行うことができます。

  • クランプや万力を使い、対象物を作業台に安全に固定します。ゴルフグリップで対象物をツールに近づけます(ヒント5を参照)。
  • Dremel Multi-Vise(2500)を使用してマルチツールを作業面にしっかり取り付け、両手を使って対象物をツールに近づけます。

Dremel Multi-Viseはクランプとツールホルダーの両方の機能を備えています。360度回転可能なので、どの方向にでも回転でき、無理のない角度で対象物にアプローチできます。必ず使用中のアクセサリーまたは鋭利な物から手を十分に離してください。

78

適切なアタッチメントで作業します

Dremelの便利なアタッチメントは多種多様なので、プロジェクトをすいすい進められます

次のような便利なツールとアタッチメントがあれば、初めて研磨や研ぎ作業に挑戦する場合でもスムーズに進められます。

  • コンフォートガードアタッチメント(550) – 飛来する粒子やさび、汚れから自分自身を保護できます。
  • Multi-Vise(2500) – 安定性を最適化し、固定万力、独立型クランプ、ツールホルダーとして利用できます。回転させたり傾けたりできるので、無理のない角度で作業できます。
  • 成形プラットフォームアタッチメント(576) – 完璧な45度と90度の角度で研磨できます。砥石が含まれています。
  • チェーンソー研ぎアタッチメント(1453) – どのような大きさのチェーンソーでも、すばやく簡単に研ぐことができます。3種類のサイズの砥石が含まれています。
88

最初のプロジェクトを選択します

最初のプロジェクトを選び、Dremelマルチツールを取り出して作業を始めましょう!

ここまで来たら、最初のプロジェクトを開始する準備は万端です。初心者が絶対に失敗しない作業を選び、Dremelツールを使って研磨と研ぎのコツをつかみましょう。

研磨

  • バスルームのタイルを成形する
  • 銅管を切断した後にバリを除去する
  • 溶接した接続部をならす
  • 頭が出ているネジを平らにする
  • モザイクタイルをカットした後でスムーズにする

研ぎ

  • 斧を研ぐ
  • 剪定ばさみを研ぐ
  • はさみやマイナスドライバーの先端などのDIYアイテムを研ぐ