クリーニングと研磨を開始するには

初心者向けのクリーニングと研磨。

何かを磨きたいとお考えですか?Dremelツールと付随アクセサリーを使えば、貴重品をよみがえらせたり、古い自転車をぴかぴかにしたり、キッチンの水垢を除去したりできます。この初心者向けクリーニング・研磨ガイドには、あらゆる基本情報が含まれています。クリーニングする素材と汚れの正確な判定(とても重要な最初のステップです)から、最後のつや出しにいたるまで丁寧に説明しているので、お気に入りのアイテムを最高の状態にできます。

19

金属を確認します

クリーニングまたは研磨を始める前に、よく観察して金属の種類を特定してください。

金属は種類によって異なるクリーニング・研磨方法が必要になります。金属の種類を判定するには、最も顕著な特徴から始めます。色とつやです。重量と音も金属の特定に役立ちます。たとえば、金は真ちゅうよりも重く、真ちゅうはトントンたたくとベルのような音がするのをご存知でしたか?磁石を使うと、金属が鉄(磁気があります)か非鉄か判断できます。金属を砥石に当てた際の火花も情報源として役立ちます。炭素鋼は明るく白い火花を発し、ステンレススチールは白と淡黄色が混ざった火花になります。

29

Dremelと従来のクリーニング製品の比較

家庭内の多くの清掃で従来のクリーニング製品の代わりにDremelを使用できることをご存知でしたか?

清掃はは家事のひとつですが、骨の折れる仕事になることもあります。クリーニングとは、布巾またはブラシと、汚れをとって小さな傷を減らす表面との摩擦です。たくさんこすれば、表面はもっときれいになります。従来の掃除用具の代わりにDremelツールを使うと、クリーニングが早く簡単で楽しくなります。Dremelツールの回転速度と手作業の差を想像してみてください!さらに、Dremelブラシの細い毛先は狭い溝にも届くので、もっときれいにできます。

39

適切なクリーニング・研磨アクセサリーを選びます

素材の種類とプロジェクトに基づいてクリーニング・研磨アクセサリーを選択します。

クリーニングまたは研磨作業を首尾よく始めるには、適切なアクセサリーを選びましょう。以下の手順で選んでください。

1. 素材を確認します
プラスチックやスチールなどの硬い素材のクリーニングでは、より強いナイロンまたは炭素鋼のブラシを使います。ブロンズや金などのデリケートな素材に傷を付けないようにするには、よりやわらかい真ちゅう用ブラシを選びましょう。つやを出すには、白い研磨アクセサリーを使います。

2. 作業の目的を決めます
すべてのクリーニング作業は同じではありません。さび取り、脱脂、水垢取り、またはシンプルなつや出しなど、目的ごとに異なるアクセサリーがあります。

詳細については、比較表を参照してください。

49

研磨剤を使用します

少量の研磨剤を使用すると、さらにつやが出ます。

新品同様のつやを出すには、研磨剤を使ってください。金属やプラスチックから、酸化してくもっている膜または小さな傷を取り除くことができます。この固形ペーストは、布またはフェルトの研磨アクセサリーやナイロン製ブラシと併用できます。選択したアクセサリーに研磨剤を付けて、回転させながら均等に広げるか、手で回転させます。研磨剤は控えめに使ってください。少量でも大きな表面を処理できます!これで研磨を始められますが、推奨される回転速度に設定し、必要に応じてアクセサリーを交換してください。詳細は失敗回避方法を参照してください。

59

銀や他の貴重品を研磨するには

銀や他の貴重品を研磨する方法をご覧ください。

お気に入りのものほど、輝くつやを維持したいものです。Dremelを使用すれば、銀のアクセサリーなどの大切なものを安全に効率よく簡単に磨くことができます。適切な研磨ツールを選んでください(ヒント3を参照)。また、表面に強く押し付けすぎないようにしてます(詳細については失敗を防ぐにはを参照)。ゆっくりとした回転速度にしてください。やわらかいものを研磨する場合は5,000 RPMから始め、徐々に速くしていきます。ただし、最良の結果を出すには15,000 RPMを超えないようにしてください。真ちゅう用ブラシ(535536、または537)で傷を取り除き、研磨ホイールで磨きます。研磨布で磨いて仕上げれば完成です!

69

さびを除去するには

安全かつ確実にさびを取る方法にはどうすればよいのでしょう。

自転車や家具、家電製品のさびは、目ざわりなものです。でも、ご心配なく。さびは簡単に除去できます。必要なのはDremel、炭素鋼ブラシ(442、443、または428)、そして、さびの粒子から目を守る保護メガネだけです。周囲の表面をカバーしておくこともお勧めします。または、シールドロータリーアタッチメント(A550)をお試しください。ツールに力をかけすぎると逆効果になり(失敗を防ぐにはを参照)、作業は早くならず、出来栄えもよくなりません。ブラシの毛が押しやられ、表面が損傷する可能性があります。手に力を入れず、Dremelに作業をお任せください。

79

つやを出すには

定期的に表面を拭いて進捗状況を観察します。

クリーニングと研磨は、いつやめるのか判断するのが難しいことがあります。ほこりや汚れ、油分が除去され、進捗状況がわからなくなる可能性があります。研磨とクリーニングの間に、バフまたは布を使って定期的に汚れを拭き取ってください。これにより、進捗状況を確認し、いつ作業をやめるのか正確に把握できます。表面が均等に研磨され、光沢が出ていればOKです。

89

研磨アクセサリーを取り付けるには

研磨アクセサリーの取り付け方と外し方を説明します。

汚れた布はクリーニングに使えません!最高の出来栄えにするには、研磨チップやホイールなどの研磨アクセサリーを定期的に交換してください。汚れやほこり、油分を十分に吸収したら替え時です。交換方法は簡単です!まず、ツールの電源プラグを抜き、「ロック」ボタンを押しながらアクセサリーを反時計回りにまわしてマンドレルから抜き取ります。きれいなチップまたはホイールを取り出し、再び「ロック」ボタンを押してアクセサリーを時計回りにまわして挿入します。必ず適切なマンドレルで適切なアクセサリーを使用してください。詳細については、比較表を参照してください。

99

毎日のクリーニングでDremelを使用するには

Dremelは家中の多様なクリーニングで活躍します。

Dremelツールは予想もできない場所で活躍し、難しいクリーニングもすいすいこなせます。適切なアクセサリーを使えば(ヒント3と比較表を参照)、蛇口やシンクからの水垢とミネラル沈着物の除去、オーブンの脱脂、コンロの手が届きにくい箇所のクリーニングを行えます。果てしなくゴシゴシこすり続ける必要はありません。回転しているツールを問題のある箇所に当てるだけで、ほとんどの汚れを取り除けます。さっと拭いて、研磨ホイールを取り付ければ、光沢のある仕上げで作業を完了できます。