子ども用木製宝箱を作るには

まず、宝箱をどれくらいの大きさにするのか決めましょう。お好みの寸法を決めたら、鉛筆を使い、前面、背面、側面、底面、ふたにその寸法を描きます。この例では、前面と背面は69 x 50 cm、側面は40 x 50 cm、底面は65 x 40 cm、ふたは69 x 44 cmにしています。箱を補強するために2つのスラットも必要です（ここでの寸法は2.4 x 4.4 x 38 cmです）。

ミニ丸のこを使い、箱の木製部品を必要な大きさにカットします。すべての部品を整理して分けておくと、後ほど、箱を組み立てる際に時間を節約できます。前面と背面が1枚ずつ、側面が2枚、底辺とふたが1枚ずつ、スラットが2個ありますか？それでは次のステップに進みましょう！

宝箱の側面にハンドルになる開口部を作るには、各側面に70 mmの水平の線を描きます。線は上端近くの中央に描いてください。その線の真ん中に小さい目印を付け、その35 mm下にもうひとつの目印を入れます。DremelマルチツールとDremel®多目的切断キット（565）を使い、下側の小さい目印の部分にゆっくり穴をあけます。円状の木製テンプレートを目安にして半円を切り取ります。最後に、ミニ丸のこを使い、直線をカットします。もう片方の側面でも同じ作業を行います。これで、ハンドル用の開口部が2個できました。このハンドルは箱を移動する際にとても便利です。

次に、アクセサリーを粒度60の研磨バンド（408）に取り替え、カットしたばかりの粗い部分を研磨して、なめらかな仕上がりになるようにしましょう。箱を開いたり動かしたりする際、指にとげがささるのは嫌なものです。なめらかな仕上がりにするには、粗い端の部分を軽く研磨してください。マルチツールの回転速度は10,000～35,000 RPMに設定すると、最高の出来栄えになります。

ここから木製の部品を組み立てると、おもちゃの宝箱が姿を現します。まず、通常の木工用ボンドを使って側面と底面をくっつけます。完了したら、何本か釘を打って、接合部を固定します。箱の前面と背面でも木工用ボンドと釘を使い、同じように取り付けます。ボンドでふたにスラットを2個取り付けて補強します。各スラットは側面の端と並行になるようにして、中央の約50 mm内側に入った場所に配置します。ここではまだ、ふたを取り付ける心配はしなくても大丈夫です。ふたは後で取り付けます！

ここで、新しい宝箱をパーソナライズしてみましょう。創造力を発揮してください！鉛筆で、ふたにお好きなモチーフを描きます。次に、Dremel VersaTipを使って線をなぞり、デザインを焼き入れるか、Dremelマルチツールと彫刻カッター（113）でデザインを彫ります。お子様に参加してもらう場合は、ここで自由にファンキーなパターンを箱に描いてもらいましょう。お好きなように箱を飾ってください。可能性は無限です！

最後のステップです。宝箱を完成させましょう。カスタマイズの内容に応じて、ふたを取り付ける前に、箱が完全に乾いていることを確認してください。背面に2個のヒンジをネジで取り付けます。それぞれ側面から50 mm程度のところに配置してください。ヒンジの付いたブラケットを箱の内側に取り付けます。ブラケットの片側はふたの底面、もう片方は背面の最上部に固定します。これにより、ふたがまっすぐ立つようになり、後ろ側に倒れるのを防ぎます。スペースを節約して見た目も楽しい宝箱！完成間近です。最後のステップは、箱の前面中央にロックを取り付けることです。ロックは、掛け金とかすがいの2つの部分で構成されています。掛け金は箱の前面、かすがいはふたに取り付けます。これで完成！新しい収納ボックスに宝物を詰め込みましょう！