彫刻を開始するには

彫刻に挑戦してみたいと思っていますか?日常使いの家庭用品をオシャレにしたり、特別な人へのギフトをパーソナライズしたりできる彫刻に必要なのは、練習、自信、忍耐です。この便利な初心者用彫刻ガイドでは、適切な素材の選び方や、素材に適したDremelアクセサリーなど、彫刻に必要なことを説明しているので、すぐにでも彫刻に挑戦できます。

18

適切な彫刻アクセサリーを選びます

彫刻に適したDremelアクセサリー。

彫刻では3種類の主要なアクセサリーを使用できます。

高速カッターは彫刻に適した多様なアクセサリーで、成形や穴あけ、溝作りにも使用できます。木材やレザーのようなやわらかい素材の彫刻に最適です。

彫刻カッターは細かい作業に適しています。特に素材が硬くない場合です。真ちゅうのようなやわらかい素材のほか、木材やプラスチックでも使用できます。

ダイヤモンドホイールポイントは特に繊細な作業向けに設計されています。このビットはダイヤモンド粒子に覆われているので、ガラスのような硬い素材の彫刻に最適です。

28

彫刻プロジェクトに適したアタッチメントを選びます

フレキシブルシャフトとディテイラーズグリップがあれば、彫刻作業がよりスムーズになります。

アタッチメントは、プロジェクトをスムーズに進める上で役に立ちます。フレキシブルシャフトは数秒でDremelに取り付けられます。127 mmのケーブルが付いているため、より快適かつ柔軟に使用できます。Dremelツールの重量感がなくなるため、ワイングラスのようなものにも彫刻できます。もうひとつの便利なアタッチメントはディテイラーズグリップです。ネジ山のあるノーズを使えば、どの回転ツールにでも取り付けられます。ツールの重量が手のひらにかかるので、うまくバランスを取ってコントロールできます。特に、彫刻やエッチング、研磨などの精密な作業を行う場合に活躍します。

38

彫刻の素材を選択します

レザーや軟質金属(真ちゅうや銅など)は、簡単に彫刻できます。

彫刻初心者の場合は、少しやわらかい素材を選んでください。なぜかというと、Dremelのツールをコントロールしやすくなるため、初心者に向いているのです。最もやわらかい金属は、真ちゅうと銅です(チタンの腕時計に着手するのは、もう少し経験を積んでからにしましょう!)。このほか、レザーやプラスチック、木材もやわらかい素材です。

48

形に焦点を当てます

彫刻スキルの向上に最適な表面は、平面です。

彫刻する物を選ぶ際に注目すべき大事な要素は素材だけではありません。やわらかい素材(軟質金属、レザー、木材など)と同様に、表面の形状にも注目してください。初めて彫刻する際に最適な形は何でしょう?とにかく平面のものです。平面であれば、角度を心配したり、彫刻する物やツールの位置を常に変えたりする必要がありません。彫刻中のツールの使い方にだけ集中できます。初心者には最適なすべりだしになります。ガラスのコースターや金属製の銘板、木製のチーズボードなどがいいでしょう。もうひとつのお勧めは、レザー製の携帯電話ケースです。ここからステップバイステップガイドを参照してください。

58

適正な安全対策を実施します

彫刻では、手袋、保護メガネ、防塵マスクは必須です。

作業に適したツールと、彫刻を始められる表面を選んだら、すぐにでも彫刻に取り掛かりたくなるでしょう。でも、その前に安全対策を確認してください。手は革製の手袋で保護します。革手袋は切り傷やかすり傷を防止できるだけでなく、摩耗にも耐性があります。保護メガネと防塵マスクも彫刻の必需品です。細かいガラスや金属の破片を吸い込みたくはないはずです(または目の周りに飛んでくるのも防がなくてはなりません)。アンティークのトレイがさびているようであれば、彫刻ツールは使わないでください。さびの粒子は健康に有害です。

68

素材を準備します

ガラスや金属、木材がきれいであれば、彫刻しやすくなります。

ガラスに彫刻する場合は、きれいで乾燥していることを確認してください。油分や洗剤の跡が残っていれば、完全に取り除いてください。彫刻がはっきり見えるようになるだけでなく、パターンを写す際の問題も回避できます(ステップ7)。木材に彫刻したいですか?その場合は未処理の木材にしてください。すでに塗装されている木材に彫刻したい場合は、まず、やすりをかけて、湿った布で拭きます。表面がきれいになり乾燥したら、彫刻を始められます。

78

パターンを素材に写します

最初は、パターンを印刷してトレースすることをお勧めします。

フリーハンドで彫刻することもできますが、最初はパターンをトレースすることをお勧めします。パターンを金属面に写す際は、カーボン紙を使ってください。金属面に紙を置き、パターンを配置したら、鉛筆でトレースします。ガラスの彫刻はもっと簡単です。ガラスの下にパターンを置けば、ガラスを通して見えるので、ガイドとして利用できます。必ずガラスにパターンを貼り付け、彫刻の途中で動かないようにしてください。

ヒント
ヒント
必ずパターンはまっすぐ見るようにしてください。斜めから見ると、線がゆがむ可能性があります。
88

鉛筆のように握ります

Dremelツールは鉛筆のように握って使うと、よりよくコントロールできます。

彫刻を行う際は、Dremelツールまたはフレキシブルシャフトをペンや鉛筆のように握ると、より使いやすくなります。慣れている動作であれば、彫刻ツールを利用している場合でも、より自信をもって動かすことができます。自信は、もうひとつの重要なヒントでもあります。初めて彫刻する際には、思っているよりも、また、通常よりも時間がかかるかもしれませn。少し練習して、辛抱強く続けてください。自信がつけば、彫刻スキルも向上します。お楽しみはそこからです。