- 難度Hard
イントロダクション
どんなに小さなバルコニーでも、このオシャレで便利なバルコニーバーがあればパーティー会場になります。頑丈なテーブルトップはそれほど大きなスペースを占領していませんが、たくさんものを置くことができ、植木鉢を入れる場所もあるので小さなシティガーデンが華やぎます。バルコニーバーの作り方に関するこのステップバイステップガイドはわかりやすく、楽しいプロジェクトになります。溶接やバリ除去のようなすごいDIY作業を自分ができるなんて思っていましたか?Dremelの達人、マリット・ボアーズが手順を説明します。あっという間に友人を招いておしゃべりしたり、屋外の新鮮な空気を吸いながら仕事をしたり、バルコニーで朝食を楽しんだりできるようになります。
動画マニュアル
バルコニーに設置するバーのデザインを描きます
オリジナルのDIYバルコニーバーを作る最初のステップは、きちんとしたデザインです。まず、バルコニーを計測し、バルコニーに設置するバーの長さ、幅、高さを決めます。この達人は、小さなバルコニーガーデンの可能性を最大限に引き出すため、長さ140 cm、奥行き35 cmのバーを作っています。分度器を使い、バルコニーバーのテーブルのデザインに植木鉢の位置とサイズを書き込みます。
バルコニーバーの金属フレーム向けにスチール部品をカットします
長持ちするバルコニーバーにするには、それを載せるためのしっかりしたベースが必要です。手袋や保護メガネ、防塵マスク、イヤーマフなどの保護具を着けて、作業に取りかかりましょう。丸のこを使い、スチールから必要な部品を切り取ります。必要なのは、6 x 17 cm、6 x 20 cm、6 x 35 cm、6 x 60 cmが2本ずつです。溶接機器がありませんか?大丈夫です!達人はアーバンガーデンプロジェクト向けにスチールフレームを選んでいますが、木製のフレームでも構いません。
バルコニーバーの金属のエッジからバリを除去します
金属をカットする際は、バリを除去する必要があります。鋭利なバリや見た目のよくないバリを除去すると、縁がスムーズになり、DIYバルコニーバーの仕上げがプロフェッショナルな外観になります。Dremelを使用すれば、バリの除去も簡単です。Dremelマルチツールに酸化アルミニウム砥石9.5 mm(932)を取り付け、保護具を着用したまま、砥石を金属の縁に沿って動かします。
バルコニーバーの金属部品に穴をあけます
スチールフレームに穴をあけると、後ほどDIYバルコニーバーのテーブルトップを安全にしっかり取り付けられます。このためにまず、スチール部品のひとつを万力でしっかり固定します。その後、コバルトドリルビットを使い、スチール部品の短い側にそれぞれ2つ穴をあけます。残りの部品でも同じ作業を繰り返します。これで金属部品の準備が完了し、溶接を開始できます。
金属部品を溶接します
DIYで溶接を行うのは大変な作業に思えるかもしれませんが、適切な装置をそろえて少し練習すれば、ご自宅で溶接するのも難しくはありません。適切な装置を用意します。溶接機、ワイヤ、溶接用ペンチが必要です。初めて溶接する場合は、必ず最初に金属の切れ端で練習してください。火や火花、溶けた金属を扱うことになるため、必ず長袖、作業用長靴、革製手袋、溶接用ヘルメットを着用してください。部品を適切な位置に押し入れ、しっかりはめこみます。溶接作業が心配な場合は、木製フレームを使用できる点に留意してください。木製部品は木工用ボンドとネジを使って組み立てます。フレームにマットブラックの仕上げ用ペンキを塗ると、インダストリアル調のオシャレな外観になります。
バルコニーバー向けの木製の板を望ましい大きさに切ります
次に木工作業を行います。バルコニーガーデン用のボードをミニ丸のこで切ります。140 x 60 cmが1枚、140 x 20 cmが2枚、140 x 35 cmが1枚の合計4枚が必要です。
植木鉢を入れる穴を2つあけます
このアーバンガーデンのすてきなアイデアは、ハンギングガーデンとバルコニーバーを合体させたものです。このため、植木鉢を入れる穴は欠かせません!分度器を使い、140 x 35 cmの板に穴を2つ描きます。各穴の真ん中の表面にピボットポイントをあけます。また、それぞれの穴のすぐ外側にパイロットホールをあけます。この達人は3 mmの木材用ドリルビット(636)を使っています。ドリルビットをスパイラル多目的切断ビット(561)に交換し、ライン&サークルカッター(678)を取り付けます。中心軸のまわりでカッターを回転させ、ゆっくり穴を切り取ります。このステップを繰り返して2つ目の穴もあけます。
バルコニーバーの板の縁をしっかり研磨します。
次に板を研磨します。凹凸や粗い縁を取り除くと、DIYバルコニーバーがなめらかになり、木目の美しさが際立ちます。この作業では3段階のアプローチが適しています。最初は目の粗いものから始めます。研磨バンド&マンドレル13 mm粒度60(407)を使った後、研磨バンド13 mm粒度120(432)を使用します。目の粗い研磨バンドを使うと、粗い凹凸をすばやく簡単に取り除けます。よりなめらかな仕上げにするため、DremelのEZ SpeedClic:仕上げ用研磨バフ粒度320(512S)に取り替えます。その後、ひとつの簡単なステップで板を研磨するとともに、研磨スキルも磨くことができます。
木製の部品をフレームに取り付けます
あと一息で完成です。DIYバルコニーバーのフレームに木製の板を取り付けるだけです。このためには、ドライバーを使用して板に直接ネジを入れます。木製の部品をすべてしっかり取り付けた後、バルコニーの手すりにバーを配置できます。板にあけた穴に植木鉢を入れ、キャンドルやストリングライトなどのデコレーションをいくつか配置すれば、完成です。お友達を招いて、何本かコルクを開けましょう。乾杯!